2011年4月27日水曜日

パニックが怖かったと言いはするが

汚染マップ初公開 政府・東電、北西で放射線量高く

2011年4月27日 01時55分

 政府と東京電力の事故対策統合本部は26日、福島第1原発周辺の「放射線量マップ」を公開した。これまで観測地点の地図は出ていたが、原発から20キロ圏内も含めた詳細な「汚染地図」の公開は初めて。

 計画的避難区域に指定されていない福島県伊達市で、指定基準である年間20ミリシーベルトを超える場所が1カ所あった。

 地図は、4月24日現在の空間放射線量の実測データを基に、事故後1年分の積算線量を推定した。事故後1カ月半たってようやく、全体をカバーする汚染地図ができた。

 最も線量が高い地域は、原発周辺と浪江町周辺の2カ所で、200ミリシーベルトを超えている。20ミリシーベルト超の区域は原発から北西に延び、警戒区域の20キロ圏外にも広がっている。一方で、20キロ圏内の南相馬市の海岸部や楢葉町の全域は20ミリシーベルトを下回っている。

 伊達市が計画的避難区域にならなかったことに関し、統合本部は26日の会見で「事情を総合的に判断して、指定しなかった」と説明した。

 一方、最近の放射線量の低下を受け、統合本部は「年間20ミリシーベルトの被ばくを受けると予想される地域は、やや縮小傾向にある」としている。

 統合本部は今後、積算線量の推定と、最新の毎時放射線量を示した地図を半月に1回程度公開する。土壌汚染の程度を示す地図も早急に作成、公開する。

(中日新聞)

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