1・3号機、注水ポンプ交換へ=圧力容器破損の恐れも-福島第1原発・東電
深刻な状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、東京電力は28日、冷却のため実施している原子炉圧力容器への真水注入について、消防ポンプから電動ポンプに切り替える作業を進めた。
注水の安定化が目的で、2号機では既に完了。東電は1、3号機についても28日中の切り替えを目指す。
また東電は28日未明の会見で、1~3号機の圧力容器の破損の可能性について初めて言及した。
注水を続けても圧力容器が満水になっていないとみられる上、放射性物質を含んだ水がタービン建屋の地下まで流れていることが理由という。
ただ炉内の状態は不明な部分が多く、東電は中央制御室の機能を復旧させ、炉内の正確な水位や圧力などの把握を急ぐ。
東電によると、1~3号機のタービン建屋地下の水の放射能は、2号機では運転中の原子炉内の水の約10万倍に上った。
このため東電は排水作業を進め、1号機では小型ポンプで水をくみ取り、発電タービンを回すのに使った蒸気を水に戻す「復水器」に入れている。
しかし2、3号機は復水器が満水とみられ、東電は別の排出先を決めた上で排水作業に移る方針だ。
東電は使用済み燃料プールについても、海水から真水の注入に切り替える。まず2号機の燃料プールで28日、冷却系配管を通じて真水を注入する予定という。
(2011/03/28-05:15)
注水の安定化が目的で、2号機では既に完了。東電は1、3号機についても28日中の切り替えを目指す。
また東電は28日未明の会見で、1~3号機の圧力容器の破損の可能性について初めて言及した。
注水を続けても圧力容器が満水になっていないとみられる上、放射性物質を含んだ水がタービン建屋の地下まで流れていることが理由という。
ただ炉内の状態は不明な部分が多く、東電は中央制御室の機能を復旧させ、炉内の正確な水位や圧力などの把握を急ぐ。
東電によると、1~3号機のタービン建屋地下の水の放射能は、2号機では運転中の原子炉内の水の約10万倍に上った。
このため東電は排水作業を進め、1号機では小型ポンプで水をくみ取り、発電タービンを回すのに使った蒸気を水に戻す「復水器」に入れている。
しかし2、3号機は復水器が満水とみられ、東電は別の排出先を決めた上で排水作業に移る方針だ。
東電は使用済み燃料プールについても、海水から真水の注入に切り替える。まず2号機の燃料プールで28日、冷却系配管を通じて真水を注入する予定という。
(2011/03/28-05:15)
ラベル: 社会
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム