2011年7月20日水曜日

大人女子

「大人女子」という言葉があるそうで、この場合、自分は女の子だと思っている意識があるのでまだいいかなと思ったりもします。
これは、「大人女子」を30歳40歳になっても自分のことを女の子だと思っている女性と理解してのことですが、まさかきちんと意識もせずに30歳近くになって、自分は大人だと自己認識しながら精神的には女の子だったりするのではないのでしょうね。
それだと、とても困るんです。

まあ、そうは言うものの一方の男たちを見れば、これはもうハッキリといい歳をした大人男子が多く、それもまるっきり精神性の低い男の子そのままだというのが大半を占めます。
そういう大人男子がまさに大人顔をして色々と説教をたれるのは、聞いていて、聞いている自分が情けなくなります。

そういう意味でも小出さんは大人だし、なでしこジャパンの佐々木則夫監督もなかなかに大人で頼もしい。
そういう子どもっぽい大人の佐々木監督を慕うなでしこのメンバーも子どもっぽい大人の女性で頼もしい。

大人になるという作業は残念ながら大人を見ることでしか達成できないわけで、子どもの中でいくらがんばったところで人は相変わらず子どものままでいるよりしかたない。

「ああ、そうか、これが大人か」
と実際に大人を見て、思い知らされることでしか人は大人になっていくことができない。

というわけで昨今はガキが満ち溢れているのですが、このガキというものは、まことにうざったいもので、しばしば勘弁してくれと叫びたくなることもある。

この場合の「ガキ」は、もちろん年齢に関係はない。

今の時代の不幸は圧倒的に大人が少ないことで、そこから必然的に大人へのメタモルフォーゼは困難となる。
自分がいまだに子どもだとしっかりと認識しているうちはまだ対処のしようがあるが、自分が大人だと思っている精神性の低いガキは、いかんともしようがないものです。

…で、「大人女子」とは、本当のところは奈辺に位置するのでありましょうや?

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