呼称
昨夜、わたしのもっとも信頼する男と話していたとき、不意にその思いに出会ってしまった。
わたしは、その男を、名前でも呼ばず、姓でも呼ばず、何の感慨もなく、
「先生」と呼んでいたのであろました。
それは、戯言のように。
ところが、彼との話が終わったあと、しばらく考えてみても、それ以外の呼称は、思いつかないのです。
そして、よくよく考えてみれば、彼ほど、いろいろのことを教え、諭してくれた人もいなかったのです。
こういうときの感慨を、わたしは、出会いと呼びます。
いつも会っていても出会いは訪れないという、わたしなりの思いです。
ラベル: 日常 考察
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