2011年6月4日土曜日

放射線量の常識

放射性物質というのは、いったん、外界に出てしまえば、半減期が来るまでは、放射線を出し続けます。
ですから、その放射性物質がどこにあるかというのが問題になります。

海に今どれだけ漏れ出しているかわかりませんが、希釈されてなくなるといったようなイメージは抱かないことです。
海の中を漂っているのか、海底にいるのか、海藻に取り付いたか、小魚にか、貝類にかはわかりませんが、必ずどこかに存在します。
ですから、原発事故は最悪なのです。
プルトニウム239などは、いったん放出されれば、半減するのに2万4000年かかりますから、その間、いったいどこにいるのやら、わかりませんが、律儀に放射線を出し続けます。

とにかく、今回の福島原発事故で出てしまった放射性物質とは、共存するしかないのですよ、われわれは。
原発が冷温停止になったとしたら、それは喜ぶべきことですが、それまでに放出された放射性物質とは、必ず付き合わなければいけないという事実は回避できません。

わたしは、いまだに原発を止めようとしない政府がよく理解できません。
はっきり申し上げますが、すでに十分この国の土地もこの国の海も汚染されています。
そして、子どもたちも。

あまりにしんどいので、わたしもこのことは考えないようにしていますが、福島原発事故は取り返しようのない事故として、存在していることは、覚悟しています。

もはや、子どもを守ることだけを考える、そのようなことしか出来ないのです。

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