2011年7月1日金曜日

電力など値上げ

電力会社は、企業内でどれくらいコスト減しているのだろうか。
あいかわらず、大名商売なのか。
彼らは、何を考えているのだろうか。(とんぼ)

世界的な原油や小麦などの高騰を受け、パン、麺類などの食品と電気・ガス料金が7月1日から一斉に値上げ。東京、東北電力管内では深刻な電力不足で、工場やビルなどの大口利用者に15%の節電目標を達成できないと罰金を科す「使用制限令」が発動されるほか、家庭にも15%の節電を求めている。「でんき予報」も始まり、電力需給が逼(ひっ)迫(ぱく)すると、計画停電が行われる。値上げと節電に悩まされる夏が始まる。

 食品の値上げは、新興国の旺盛な需要や投機マネーの流入で、小麦などの食料相場が高騰したことが原因。これを受け、政府は4月に輸入小麦の売り渡し価格を平均18%引き上げ、製粉各社が製パンメーカーなどへの業務用小麦粉の出荷価格を上げた。

 小麦に加え、砂糖や卵、食用油なども値上がりしており、食品メーカーもがまんできず、最終商品に転嫁せざるを得なくなった。

 製パン大手の山崎製パンは7月1日出荷分の食パンの一部商品で平均約7%、菓子パンを平均約5%値上げする。値上げは和洋菓子を含め約230品目に及ぶ。敷島製パンも約160品目のパンを平均約7%引き上げる。日清フーズは家庭用国産パスタなどの価格を2~12%引き上げる。

 企業努力で価格を据え置くところもあるが、今後も原材料価格の上昇は続くとみられ、値上げ商品が広がる可能性がありそうだ。

 電気・ガス料金の値上げは、東京電力の場合、5カ月連続。標準的な家庭の料金は、前月比110円上昇し6584円となる。電気料金が毎月調整されるようになった平成21年5月以降100円を超える大幅な値上げは初めてだ。

 すでに電力各社は8月の値上げも決定しており、節電しても値上げで帳消しとなり、家計の負担は減りそうもない。

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