2011年7月1日金曜日

体内被曝はどこまで進行しているのだろう

東日本大震災:福島第1原発事故 福島の6~16歳、尿からセシウム--市民団体検査

 福島県内の保護者らで作る市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」などは30日、福島第1原発事故の子どもたちへの影響を調べるため、福島市内在住の6~16歳の男女10人の尿検査を実施したところ、全員から放射性物質のセシウムが検出されたと発表した。同ネットワークは「内部被ばくしている可能性が高い」としている。

 同ネットワークによると、5月20~22日に採った尿を放射性物質を調査するフランスの民間団体「ACRO(アクロ)」に依頼して解析。セシウム134(半減期2年)が1リットルあたり0・41~1・13ベクレル、セシウム137(同30年)が、1リットルあたり0・43~1・30ベクレルだった。

 今回の測定値について、内閣府原子力安全委員会の班目春樹委員長は30日の臨時会議後、「十分低い値。健康への影響は疫学的に考えられない」との認識を示した。【久野華代】


毎日新聞 2011年7月1日 東京朝刊

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