2009年1月5日月曜日

勝ち取られた自由

1/4夜、500人までに増えた派遣村被災者たちの1/5以降の宿泊場所が厚労省から提供された。
1/5から1/12までの期限付きだが、都内の公共施設4か所で受け入れられ、3食の食事も弁当で支給されるという。

こういう快挙を成し遂げた湯浅誠と派遣村事項委員会の存在があったことを喜びたい。

この報道は追加報道がなかなかなされなかったが、どうやら湯浅誠氏によると「満額回答」だということであるからかなりの援助を勝ち取ったのだろう。

今週から始まる通常国会でこの派遣社員棄民問題を政局の焦点にしたくなかったのだろう政権の思惑は見え隠れするが(それだからこそ、マスコミ報道からこのニュースの続報を消すべく手を打ったのだろうかとも思うが)、何はともあれ良かった。

自分の体を動かし、自由を勝ち取るべく生きている人たちがいる。
深々と敬意を表する次第です。

4か所の施設にはハローワークと東京都が窓口を置き、就労相談と生活相談を受け付ける。
多くの命が助かる可能性が出てきた。

日本の人々に政治を動かす力が残っている。
大きく自分の考えの浅はかさを恥じたい。

さらにネットカフェ、カプセルホテルなどの一事しのぎの休息所から次々と人々は出てくる。
製造業を含めた大きな派遣労働者人口は、国を信じてジャンボジェットに乗った。
その人々に、もはやこのジャンボはあなたたちを乗せていられないから降りろという。
もちろん、彼ら用のパラシュートさえも用意はされていなかった。

軟着陸など出来るものかと思っていたがさにあらず。

日本にもまだ人物はいる。

応援できることは応援していきたく思う。

この国は変わるかもしれない。
そういう小さな灯りがともった。

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