2010年12月28日火曜日

三代目古今亭志ん朝


先日、この人の「文七元結」の話を友人としたものだから、あらためてYOU TUBEで聴いてみたが、あれは見事なものです。
掛け値なしの落語でした。
ああ、「文七元結」とはこういう話なのだったのかとあらためて感心して眺めておったのです。
何か、円生の「文七元結」を聞いたときあまりいい話ではないなとそのストーリーを疑ったのですが、そうではありませんでした。
しっかりと演者の姿かたちと重ねて見てみますと、いやあイイ話なのです。
YOU TUBEの「文七元結」は平成九年十一月十七日の国立小劇場の第三百五十三回落語研究会のものだと思われますが、これは志ん朝落語の傑作の一本と謳われておる物です。
「芸は消えるからいいんだよ」とおっしゃっていた志ん朝師匠には申し訳ないですが、残していただいてありがたかったです。
で、その気分を持ちながら手に取ったのが、「志ん朝の高座」です。
この本、いいものですよ。
…このお久と文七とが一緒になりまして麹町貝坂に元結屋の店を開きます。
文七元結の一席でございました。

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