2010年12月14日火曜日

あなたは幸せですか?

このブログを読まれている慈悲深いあなたならばご存知のことと思いますが、わたしの語りのキーワードの大きなものに「物語」というタームがございます。
もうしばらく前から始まっておりますが、クリスマス、新年の雑音がちらほらと社会のあちらこちらに見え聞こえしておりますです。
わたしは、あの雑音が大変に苦手でございます。

もうよくご承知のことと思いますが、あの雑音には「物語」が含まれております。
クリスマスを祝いましょう。
その祝い方はああたらこうたら…

けれども、わたしはそのような物語の中に生きてはおりません。
ごくごくひっそりと世間の片隅に隠遁しておるのです。
それもおびえつつの隠遁でござりますれば、あのけばけばしいクリスマスやら大晦日やら正月やらにまとわりつく薄っぺらなきらびやかさが怖くて怖くて致し方ないのでございます。

さりとて、大マスコミも巻き込んでのこの風潮から逃れるのは至難の業。
はてさてどうしたものか。

そこで、表題ですが、

「あなたは幸せですか?」

もしも、このところ始まりつつある暮れの喧騒に何もいやな感じがしないのであれば、それはもうどこに出し、誇ってもいい幸せではありますまいか。
クリスマスの歌がもうすぐ街中に響き渡るでしょう。
わたしは、あの音楽を聴くのがとてもつらいのです。
あの音楽がもってくる「物語」とわたしの生きている日々にある「物語」が違いすぎるのです。
そしてわたしの日々のもつ「物語」は、あの音楽に代表されるこの時期のお仕着せのようなにぎやかさに簡単に、それこそ砂糖菓子のように壊れてしまう脆弱さなのです。

だから、わたしはこの時期、とても淋しい思いをしています。
「あなたは幸せですか?」と問われれば、この時期のわたしは消え入りたい気分になってしまうのです。

あなたはと言えば、
この時期の繁華街を闊歩していてもらいたいものです。

そういう幸せの中にあなたにはいてほしいものです。

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