2011年3月17日木曜日

こんなときにも将棋を指している

それでいいのだよ。
生きるというのは、そういうことなのだよ。

被災者へのしばしの黙祷のあと、第60期王将戦七番勝負:第6局は、3月14日午前9時にその火蓋が切って、落とされた。
「陣屋」(神奈川県秦野市鶴巻北)、あの陣屋事件の、あの旅館で最終戦(結果として)となる、その将棋は幕を開けた。

わたしは、じっと、娘を抱きしめた…てなとこですよ。

あなたも地震だから、なんだからと、遠慮していてはいけません。

被災者に対し、黙祷しつつ、好きなことをすればいい。
そのために、生まれてきたのではないですか。

勝者の久保王将は本局、最後まで難しいと思っていたという。
豊島六段の印象を聞かれると、「結果が逆でもおかしくなかったかもしれません」とつぶやいた。

敗者の豊島六段は、七番勝負を振り返って、中盤のよくわからないところで差をつけられることが多かった、と語っていた。
久保王将の印象を聞かれると、「すごい強かったです」。
あどけなさが残る顔で、さわやかに笑っていた。

(大震災後の対局について)「正直、ここで対局していいのかという思いもありましたけれど、対局をやると決まってからは、自分のできることをやるしかないので、粛々と対局に臨もうと思っていました」(久保王将)
「私も兵庫県出身で、阪神・淡路大震災の際には大変なことがありました。東北地方の方々には頑張っていただきたいなと思っていますし、私も何かできることがあればやりたいと思っています」(久保王将)


遊びをせんとや生れけむ、
戯れせんとや生れけん、
遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。
舞え舞え蝸牛、舞はぬものならば、
馬の子や牛の子に蹴させてん、踏破せてん、
真に美しく舞うたらば、華の園まで遊ばせん。

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