2011年5月4日水曜日

魚と海産物にはお気をつけください

 東京電力は3日、福島第一原発から15キロと20キロ離れた海底の土から、初めて放射性物質を検出したと発表した。土は4月29日に採取したもので、北側15キロの地点では1キロあたり、放射性ヨウ素131が190ベクレル、セシウム134は1300ベクレル、セシウム137は1400ベクレル、それぞれ検出された。海底の土の基準はない。単純比較はできないが、イネの作付け禁止の目安は、土1キロあたり放射性セシウムが5千ベクレル。今後、魚介類への影響を調べる。

 また、高濃度の放射能汚染水が漏れ出ていた2号機の取水口付近で、2日採取した海水の放射能の値が再び上昇、流出防止フェンスの外側で、今月1日に比べて7倍に増えた。新たな漏れは確認されていないが、監視を続ける。

 一方、文部科学省は福島第一原発から南約63キロ沖合、水深117メートルの海底の土を4月29日に採取、測定したが、放射性ヨウ素、セシウムとも検出されなかった。

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