淡雪記
このところ、日常の暇を拾っては読み残しの馳星周を読んでいるのですが(わたしは、暇なんだねえ)、それもこの作品で打ち終わりで、これからは、八代目桂文楽をしばらく楽しみながら、藤沢周平さんを読もうかと思っています。(やはり、呆けておりますね)
この作品は、馳さん最新のものですが、彼があれやこれやと考えているのがわかります。
自分の色を変えることは大変です。
そもそも、色を持つこと自体ができた人がどれほどいるのか、翻って、色をもつことはそれほど大切なことか、色々な思いが読みながら過ぎ去っていきます。
いまの「色」についてのわたしの思いは、人はそれぞれに「色」はあるけれど、定着した「色」をもつ人はなかなかおらず、「色」を抜け出す努力は、この手の人の問題なのだろうなあというところです。
ラベル: 小説
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