エウスカディ
馳星周は「不夜城」シリーズ以降、これはというものを書いていないのではなかろうか。
「ダークムーン」が、そのなかでもか…
「不夜城」が大きすぎたから…
本作品は、ミステリー仕立てで、よく書き込まれているが、ミステリーをよく読んでいる人間なら途中で犯人はわかる。
それは仕方ないとして、犯人の動機に、わたしの想像力では届かない。
あの動機でここまでするものかとも思う。
なにぶん、遠くの国、フランスとスペインにまたがるバスク地方の話だから。
彼が作品で、自分に抗っているのがよくわかります。
二つの時間軸を駆使した手際のよさに見るべきものがあり、よく書かれた作品だと思います。
ただ、「不夜城」には、及ばない。
ラベル: 小説
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