2012年1月17日火曜日

アウトロー


イーストウッド監督の映画のよさはこの頃からあった。
いくつかの人間的要素の絡み合ったこの映画は、勧善懲悪だとかスカッとしたアクションに頼ることがない。
しみじみとした人間劇であるように今回は見た。

もう何回も見るこの映画は見るたびに印象が変わる。
イーストウッドがソンドラロックとはじめて出会う映画だが、男女の出会いもその中に見て取れる。

その後彼らは別れるが、人と人は会うたびにその関係性が変わる。
(そういう繊細な連中もいる)
会うたびに違いながらこの人でなければと思うのは、その人の心の中に通る棒のようなもののセイであろう。

わたしは、意外にソンドラロックが好きです。

彼女と別れた今もイーストウッドのなかに彼女はいるのだろうか。

いくつかの人間ドラマの中に私生活をまじえたイーストウッドとソンドラロックの関係が際立つこの映画は、わたしのなかでも胸がほろ苦くなる。

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