おじいちゃんが書いた本
ぼくのつき合う若者の一人におじいちゃんが本を書く人だった青年がいる。
その青年からおじいちゃんの話を聞くのが好きです。
子どものころの青年の印象の中では穏やかなおじいちゃんが、おじいちゃんの本の中では熱き男になる話を聞くのが好きだ。
青年がそんなおじいちゃんと話がしてみたかったと話すときに、ぼくは陰で涙することがある。
ぼくだって生きていていいのだと涙することがある。
そのとき、ぼくは愛してやまない息子や娘を思っている。
焦ることはないと言い聞かし続けている。
たった一冊の満足のいく本だけを残していけばいいんだと天を仰ぐ。
あらゆるぼくの悪行を超えて、ぼくの真心が彼らに届く夢を空に見ている。
ぼくが、ときとして異常なくらいに若い娘や青年を愛するのは、こんなにも近くにいて出会うことのできない娘と息子への触れられないくらいの熱さからなる愛情のせいだと思う。
そうでなければあんなに上戸が好きなわけはないし、こんなにキミがいとしいわけはない。
たとえば、一人の若い娘を思い、深夜涙する光景は犯罪でさえもある。
けれども、ぼくにはそうしなければならないはっきりした事情があって、こうまでキミを放っておけずにいるのだ。
変態のい一種だと、何度も自嘲する。
そういうことは心の奥に隠して、今日も今日とて若い娘と古いフランス映画を見に出かける。
本当はキミと見たかったのだと激しい心の震えが訪れず、デートする娘に幸せが降り注ぐことを願っている。
週末の早朝から感極まってしまったぼく。
笑い出してしまいそうだ。
ああ、そうだ。
このブログ、キミも読むんだね。
キミとぼくの隠しきれない公然の秘密、奇妙なおじさんとだけ思ってくれればいいな。
その青年からおじいちゃんの話を聞くのが好きです。
子どものころの青年の印象の中では穏やかなおじいちゃんが、おじいちゃんの本の中では熱き男になる話を聞くのが好きだ。
青年がそんなおじいちゃんと話がしてみたかったと話すときに、ぼくは陰で涙することがある。
ぼくだって生きていていいのだと涙することがある。
そのとき、ぼくは愛してやまない息子や娘を思っている。
焦ることはないと言い聞かし続けている。
たった一冊の満足のいく本だけを残していけばいいんだと天を仰ぐ。
あらゆるぼくの悪行を超えて、ぼくの真心が彼らに届く夢を空に見ている。
ぼくが、ときとして異常なくらいに若い娘や青年を愛するのは、こんなにも近くにいて出会うことのできない娘と息子への触れられないくらいの熱さからなる愛情のせいだと思う。
そうでなければあんなに上戸が好きなわけはないし、こんなにキミがいとしいわけはない。
たとえば、一人の若い娘を思い、深夜涙する光景は犯罪でさえもある。
けれども、ぼくにはそうしなければならないはっきりした事情があって、こうまでキミを放っておけずにいるのだ。
変態のい一種だと、何度も自嘲する。
そういうことは心の奥に隠して、今日も今日とて若い娘と古いフランス映画を見に出かける。
本当はキミと見たかったのだと激しい心の震えが訪れず、デートする娘に幸せが降り注ぐことを願っている。
週末の早朝から感極まってしまったぼく。
笑い出してしまいそうだ。
ああ、そうだ。
このブログ、キミも読むんだね。
キミとぼくの隠しきれない公然の秘密、奇妙なおじさんとだけ思ってくれればいいな。
ラベル: 日常 考察
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