2011年3月23日水曜日

風向き

少し遅い情報ですが、

念のために

○風向きの問題

風向きが悪い方に変わりそうです。

ドイツ気象庁のシミュレーションによると、3月22日(火)午後から3月23日(水)午前中にかけて、これまでの西風が北東から南東の風に変わりそうです。これはこれまで太平洋に向かっていた放出放射能が、日本列島を直撃することを意味します。

事故炉からの放射能放出がかなりの量であろうことは、ヘリが上空に近づけなかったり、米海軍が避難したことから分かります。

しかし公表される線量や、各地の線量がそれほどではなかったのは、風が海の方向に吹き続けていたことが主な理由と考えています。

事故現場での実際の放出量は公表されていませんし、作業や原子炉の状態によって放出量が変化することも考えられますので、各地の線量を事前に予測することは困難です。風は平均的には時速20-60キロで吹いています。安全を見て時速40キロと想定すれば、風向きが自分の方に向いてから何時間で、事故炉が放出した放射性物質が自分の地域に到着するか予測出来ます。

実際に線量が上がってから何時間で発表されるかは大体分かっていると思います。発表されてからでは間に合わないぐらい近い人は、風が自分の方に吹いてくることが予想されれば、事前に予備的に避難することも検討する必要があるでしょう。それより遠い人は、風向きや放出量の警告が出てからでも間に合うわけです。なお、風は渦巻きのような動きをすることもありますので、良く検討して下さい。渦巻きになれば、風の移動距離が長くなるので時間もある場合が多いでしょう。

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