2011年4月15日金曜日

福島第一原発 3号機で温度上昇

原発事故は、まだまだ続くし、最悪も起こりうる。
最悪のシナリオでは、もちろん、東京には住めない。
名古屋も無理だろう。
もっと最悪のシナリオならば、日本は死の島になる。

小出裕章先生の話をよくお聞きください。
この国の愚かさをよく知ってください。


福島第一原発の事故で東京電力は十四日、3号機の圧力容器の一部で温度が上昇していることを明らかにした。同社は計器故障とみているが、経済産業省原子力安全・保安院は温度上昇が通常より急なため、監視が必要との認識を示した。防衛省の上空からの調査でも、3号機格納容器外側の温度の上昇が確認されている。

 温度が上昇したのは、3号機の圧力容器本体と上ぶたの接続部分「フランジ」の周辺。接続部分近くの空気の温度は、十二日は一七〇度とほぼ正常値だったのに対し、十四日には二五〇度になった。保安院によると、安全に運転できる最高の温度は約三〇〇度。

 防衛省がヘリで上空から行った調査でも、格納容器上部の温度が十二日の二一度から十四日は六八度まで上昇していた。

 圧力容器の他の部分では異常な数値が出ていないことから、東電は「計測機器の故障が疑われる」との見方。一方、保安院の西山英彦審議官は「原因は不明」とした上で、「現時点で問題はないが、温度上昇が急。冷却水の量が不十分な可能性がある」と述べた。

 炉心の冷却には注水量を増やす必要があるが、同時に放射能に汚染された水が外部に漏れ出す恐れも高まる。西山審議官は「温度と注水量のバランスを取りながら冷やす必要がある」と説明した。

 また、東電は1、2号機の地下水に含まれる放射性物質の濃度を六日と十三日で比べると、1号機は一ミリリットル当たり七五ベクレルから六・八倍の五一三ベクレル、2号機は三七・九ベクレルから一六・五倍の六二七ベクレルにそれぞれ上昇したと発表した。調査回数を週一回から三回に増やし監視を強めていく。

 同社は2号機取水口近くで高濃度汚染水が海に流れ込んでいたため、止水工事を実施。六日に水漏れが止まった。行き場を失った汚染水が地下に染みこんだ可能性がある。

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