2011年4月12日火曜日

統一地方選での推進派勝利のための隠蔽!?

報道によると、福島第一原発では、発生当初から、
最大で毎時1万テラベクレル(1テラベクレル=1兆ベクレル)の放射性物質を放出しており、
これはINES(国際原子力事象評価尺度)で、もっとも深刻なレベル7に当たるのだという。

「当初から」とは、福島第一原発の事故が起こった3月12日からということになります。
政府と経済産業省は、事故の深刻さを見事に隠蔽していたことになるわけですね。

ベクレルは毎秒の単位ですが、東電が降下性放射能汚染の単位を 1平米あたりのベクレル(毎秒あたりの崩壊数)から1キログラムあたりのベクレルに変えてしまったという経過があって、土壌汚染は表層からせいぜい5センチ程度だとしています。
キログラムにすれば正方形で採取するから汚染値は一桁下がるのです。
まさに欺瞞と隠蔽を泥縄式に繰り返す愚劣政府・東電・学会様です。

なので、
毎時1万テラベクレルというのが、どういう尺度なのか、
現時点では、はっきりしません。

ただ、これだけ重要なことが、統一地方戦が終わるまで伏せられ、
原発推進派の現職知事がすべて再選を果たしてから、
ようやく、30キロ圏外の危険地域にも避難勧告が出されたことを思うとき、
チュルノブイリ級の事故であることが、明らかにされたことを思うとき、
これは、原発推進派の意向による情報の隠蔽だったとしか思えてきません。

国民の安全と命を秤にかけてまで、原発をめぐる利権を守りたい原発ロビーの恐ろしさには、圧倒的なものがあります。

なんとすばらしい国家なのでしょうか!!

なお、ベクレルとシーベルトの関係は、複雑です。
お調べください。

とにかく、体内被曝にくれぐれもご注意ください。

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