2011年4月17日日曜日

まだまだ危険は続く原発事故

福島第1原発では、2号機の「トレンチ」と呼ばれるトンネルで、いったん下がった水位の上昇が続いている。
2号機のトレンチの高濃度の放射性物質を含む「たまり水」は、復水器への移送が行われ、水位がいったん下がったが、その後、水位の上昇が止まらない状況が続いている。
16日午前7時からの24時間でも、水位はさらに3.5cm上昇、復水器に移す前より6cm高くなり、地表まで85cmのところまで上がったという。
この状況について東京電力は、「たまり水を2~3日中に集中廃棄物処理施設に移送できる予定で、水があふれることはない」としている。
また、流出した放射性物質が海で広がるのを抑える対策として、1号機から3号機の取水口周辺に、「ゼオライト」という鉱物を詰めた土のう7個を投入する作業を行っている。
さらに、17日午前中に、ロボットを使って3号機の原子炉建屋内の放射線量や温度などを調べるとしている。
(04/17 12:23)

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