2008年11月7日金曜日

実体経済いよいよ動く

トヨタが2009年3月期の連結営業利益を1兆円下方修正したが、このことをきっかけに世界的な景気悪化懸念が強まっている。

マネーゲームではなく、いよいよ目に見えて実体経済が動き出した。
資産経済といわれるものがあり、これは実体経済における金利や利益から派生して成り立つが、金融経済、マネーゲームはさらに実体経済から乖離しているのだろう。
乖離しているから実際にどのくらい生活に影響があるかの実感もないが、実体経済は賃金カットやかく首につながっていくし、世界的な視点からは保護主義経済ということも考えなくてはならないし、ダイレクトにわれわれに実感できる。

いよいよ時代は本格的な冷え込みを見せ始めている。
今年の冬は経済的にはいつまでたっても春を呼ぶ気配はない。

そもそも人は、どうしてもほしいものなどずいぶん前からなくなってしまっているのだから、もはやいくらあおっても内需拡大は望めない。(とわたしは思う)
だとしたら都会で困っている人々は頭を下げて農村へ受け入れをお願いしてみてはどうだろうか。(というのが前々からのわたしの思いだ)

何かを売ろうではなく必要なものを作るという発想に替えていかねばなるまい。
よくよく考えてみれば、各メディアに踊らされなければ欲しいものなど食料以外にはあまりない。

小さな住む場所があり(それがウサギ小屋だとしても)、食べるものがあればいい。
それで楽しむことが出来る人間として自立できればこの冬も乗り切れるが、妄想癖の政治家が内需拡大や経済成長といっても最終的には無理な話だ。(私見だが)

とにかく日本のもっとも大きなもの作り産業のひとつである自動車産業がこけかけている。
もちろんアメリカでもそうだ。

改めて書かねばならないが、そのときには売ろうとせずに売れるものに十分な付加価値をつけて売ることがひとつの大きな戦略だ。
その戦略物資が食料だ。

気づいているなら国を挙げて食糧生産に目を向けなければなるまい。

ともあれ、実体経済にひびが入りだした。

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