2010年2月14日日曜日

バレンタイン

わたしは人と共にいるということが苦手で、いつでもひとりになれる自由の中でわずかに人との付き合いを楽しむに過ぎない。

そういうわたしの思うことだが、この社会は商業主義的にだれも彼もを巻き込んで、クリスマスやお正月を演出してきたが、バレンタインはもっともたちが悪いようだ。
それは、巻き込み方が強いからだろう。

村祭りの後の秘め事のような暗闇も持たず、ただ開けっぴろげに告白をしてみたり、何の意味もなく見知らぬと言っていいほどの人にチョコレートを渡す。
商業主義にそこまで操られなくてもいいだろう。
日々流される情報で我々は、とうの昔に己で考えることから遠ざかってしまっている。

それを特化したこの一日に村祭りか。

残念ながらわたしたちの手から村祭りは消えた。
それは、生きていく物語のひとつが消失したことだと思う。
そのうえに、さらに祭りでもないのに踊らされるとは。

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