2010年2月11日木曜日

注目すべきポイント

資本主義が行き場を求めてあちこちに市場を探している。
けれども市場は消えゆく傾向にあり、もう新興国にしか期待はできない。
内需はだめ、外需頼みというのが日本の姿勢であり、アメリカの姿勢である。

新興国とはいうもののその代表は中国で、中国は自国の持つ巨大な市場によっていくつかの国から過剰な遠慮を取り付けている。
彼国に人権問題がないとは思えないが、大っぴらにそれも言えない雰囲気がある。
資本主義ではまず市場の確保である。

けれども、もはや資本主義が立ち行かなくなっているとしたら、市場を探すことは本質的ではない。
過度な痛みを覚悟して今までとは違った道を探すしかない。

需要の掘り起しばかりを願い、いくつかの争いが起こっている。
それは形を変えているが、トヨタのリコールであったり、キリンとサントリーのM&Aであったりする。

後戻りするという選択肢を真摯に考えようとしている人たちはどこにいるのだろうか。

貧困の共有はわたしの旗印であるが、それは資本主義の彷徨と人口爆発に起因する。

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