2010年5月30日日曜日

ホットケーキ


朝食にホットケーキを食す。

ホットケーキというよりは、メープルシロップを。ケッベク州の上等な一品をもらったものだから、そんな気分になったのだった。

本品は混ぜものなし。サトウカエデの樹液を単に濃縮したものであり、まさにシンプル&ディープ、人もまたこうありたいものだ。

わたしの食すシロップは、樹液を60分の1に濃縮したもので、限りなく淡い甘みをかもし出している。淡くありながらボディはしっかりとしている。女性もこうありたいものだ。

選りすぐった材料で丁寧にホットケーキを焼いたのだが、残念ながらメープルシロップが勝ってしまった。それでも、豊かな朝の時間が流れていった。部屋の中に、これまた選りすぐったバロック音楽を流しておいた。

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