2010年6月6日日曜日

突然炎のごとく


すばらしき映画なり。
劇映画では、久々の感動。
トリュフォー先生に敬意を表する。
トリュフォー先生はとても嫌がるだろう。
そんなことならワイン一本でもいっしょに飲まないか?
そうおっしゃると思う。

この映画のスピードに喜ぶ。
説明のなさに喜ぶ。
恋愛の捉え方の一致に喜ぶ。
失礼ながら、わたしもこの映画のカトリーヌのように恋愛を思う。

ジャンヌ・モローの魅力に喜ぶ。
もし、ジャンヌ・モローの横に飛び切りの美人をおけば、飛び切りの美人はその美しさの分だけジャンヌ・モローに劣る。
ジャンヌ・モローは美しさがあるとき欠点になることを教えてくれた。

さて、この映画ではセリフがとても特殊な効果を出していたが、説明するとこの映画の世界が壊れるのでここでは深くしない。
ただ、この映画ではセリフもまた映像のように扱われているとだけしておく。

最後にいっしょに見てくれた武蔵美のFに感謝する。 

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