2010年7月22日木曜日

目の前の女

別に男でも構わないのだけれど、目の前の人間にめっぽう弱い。
いや、極端に反応する。
イヤな奴なら一分一秒でも早くその場から逃れようとするだろうし、大好きなら自分の身を焼いてもその人の笑顔を見たく思う。
なんなんだろかと思う。

そのくせ遠くにいる人を思うことはそれほど得意ではない。
というより遠くにいる人の面影が浮かぶことはない。

いわば、
目の前のお前が好きだ。
そればっかりである。

だから、目の前には大好きな人を置いておきたい。
大好きな人が来れば表情が崩れる。
なんともわかりやすい人間だと思う。

で、最近そのお気に入りの人が増えて困っている。
目の前にお気に入りの人がいれば必ずその人のひとときの幸せのためにいらぬ気苦労をしてしまう。
そんなことをやっていると死んでしまうぞと職場の仲間が教えた。

それで、少数精鋭で行かねばと処理にかかっている。
処理しようと思えばたいていは処理できる。
何、一等好きな人のことを思えば、次善の存在価値などないのだ。

そうしてもいいほど周りに人が増えてしまった。
仕合せなことだけれど、身体が持たない。

新たに出会った人に幸せあれ、最も愛した人に幸せあれだ。

ラベル:

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム