2010年7月6日火曜日

人間関係なんて…

人間関係なんて風船みたいなもんでさ…
線のように強くはないんだよ。

人間関係は人と人とののつながりだから、糸とかヒモとか線としてとらえられることが多いけど、決してそんなに強固なものではないんだと思う。

わたしは、関係性は相手にも属さず、自分にも属さず、だと思っている。
どちらの勝手にも出来ないということですよね。
で、どこにあるのかというと、二人の間の中空に浮かんでいるんだと思うよ、風船みたいにさ。
それも奇跡的に。

思いつきで書いて恐縮だけど、その風船には二つの口がある。
その口から、お互いの魅力の色に染めて空気を送り込む。
それで風船が膨らんでいく。
関係性が育っていくんだね。
でも、ずいぶん危なっかしいよね。
二つの口は空いているし、風船は二人の間には留まるとは限らないんだからね。

二つの口は、その口の側の人間が閉じるんだ。
念じて閉じるんだ。
閉じろ、閉じろと念じるんじゃないよ。
相手のことをいっぱい思うことで閉じさせるんだ。
いい加減に思うだけじゃ口は閉じない、風船はしぼんでしまう。
どちらか一方がサボったらそれで終わり。

そんなもんじゃないかな。

もちろん、似非の人間関係は世の中に五万とある。
わたしの語っているのは、そうではない。

この世に何の拍子か奇跡のように生じる人間関係のことを話している。
そんなものを自分と相手の中空に浮かべようとするのなら、その関係を結ぶ二人がどのような様相を呈すかも自ずとわかってしまうね。

そういう関係を望んだのが、おかしいのかもしれないね。

わたしは、そうは思わないけど…

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