2011年4月7日木曜日

城戸さんのブログから

何をすべきかの「ゾーレン」は、すでに毒されている。
あなたは、あなたのまま生きるしかないと、
わたしは感じています。

以上は、とんぼの発言です。

以下が、城戸さんの引用です。


さまざまなイベントが自粛という名のもとに中止されるなか、
世田谷パブリックシアターでは、麿赤兒率いる大駱駝艦の天賦典式「灰の人」公演が予定通り行われた。

私が行った、3月21日は楽日で、公演前には余震に備えて、避難についてのアナウンスが。

さらに異例なことに麿赤兒その人のアナウンスがあって、
麿さんは東日本大震災の被災者を悼み、
お見舞いを述べるとともに、次のように語ったのだった。

「御魂鎮めと御魂振りのために、我らは踊るのみ」


御魂鎮めは、死者の鎮魂のことだが、御魂振りとは、
衰弱した生者の魂を力づけることを意味している。

舞踏家は「踊るのみ」という言葉が雷鳴のように響いた。


「灰の人」の公演は、あたかも東日本大震災と響き合うような
滅びの予感と再生を演じるもので、
舞台を次へ次へと導いていく妖精のような我妻恵美子、
舞踏の力学を妖しいまでに体現する村松卓也と向雲太郎と、
大駱駝艦の舞踏手が、今や何度目かの成熟を迎えたことを感じさせた。

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