2011年7月8日金曜日

短編三作

色川武大さんのエッセイを読んでいたら短編三作として以下のものを挙げておられた。
最も思いついた順に並べただけと書き添えてあって、この種のベスト10だのべスト3などの胡散臭さを思っていたわたしは、色川さんにもそんなところがあったのかと、ほっとしたりしました。

曰く、
W.フォークナー「納屋は燃える」
グレアム・グリーン「破壊者」
石川淳「焼跡のイエス」

ところで、これらを読んでみてもわたしにはしっくりこないのです。
なんとなくいいのだろうなという雰囲気はわかるのですが、直接には響かないのです。

小説読みとしての力量をきっぱりと見切られたようで、なんとなくすっきりした気分もあり、悪い気はしなかったのですが、ふむふむと納得の気分が広がっていったのです。

しっかりと、小説を読む目を育てたいものです。

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