2007年6月16日土曜日

ハマス

パレスティナ情勢がかまびすしい。
ハマスがガザ地区を統制したことによる。
これでパレスティナ内の内戦の様相を呈してきた。つまりハマス 対 ハタファである。
ハタファが穏健派、ハマスが過激派といわれるが、実はそうではない。
どちらも過激派であり、イスラエルから見ればどちらもテロリストである。もちろん、パレスティナから見ればイスラエルはテロリストである。(テロリストであるかどうかの分かれ目は、どこに視点を置くかであり、客観的に決まるわけではないことに注意しよう。)

さて、このパレスティナの分裂には、アメリカもイスラエルも困った。
話し合いができないからである。
また、武力闘争かよ、ってなもんだ。
ある種の統制が相手側に取れていないと力を加えるしかなく、その相手としてパレスティナはいやなわけだ。

これだけではなく事情通によれば、さらにパレスティナにはレバノンにヒズボラという組織がいて、こいつが動き出すのが恐ろしいらしい。
ヒズボラのバックにはイランがいる。資金も豊富でザルザルワンという射程の長いロケット弾を持っており、こいつを使用されるとどうにもならないらしい。どうにもならないとは本格的な戦争に突入するということだ。
とにかく、ここしばらくは目が離せない中東情勢だが、この情勢の変化が日本に何をもたらすかの分析はまた、今度ということになる。

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