汚染米あるいは事故米について
汚染米には大きく分けて、
(1)農薬等が基準値を超えて含まれている(検出された)もの
(2)海上輸送中に海水を被りカビたり、変質したもの
(3)日本で保管中に温度や湿気管理上の問題で変質したもの
の3種類があります。
三笠フーズの場合は(1)ですが、それは輸入されたものです。
そのもとには、ウルグアイラウンドがあるのでしょうが、問題はなぜ、この日本が汚染米を(今回の件で言えばメタミドホス、アフラトキシンを基準値を超えて含んだ米)輸入しなければならなかったか、です。
ウルグアイラウンドのミニマム・アクセスにしたがって日本政府は買い付けをしますが、そのときどのような思惑で事故米を買い付けたか、あるいはどこかの国の意向で買い付けたか、ここに今回の問題の本質があると考えられます。
そして買い付けられた事故米の4分の1は三笠フーズが買い取っていたわけですから、政府(あるいははっきりと役人と書いてしまったほうがよいだろうか)にとってはまことに都合のいい企業として三笠フーズは存在したのでした。
であるからのチェックのお目こぼしがあったわけです。
この場合も最終的にそれを口にする消費者であるだれかなどはまったく関係がなかったわけです。
このこともさらに繰り返しますが、顔の見えない消費者など存在しないのと同じなのです。
「地産地消」「近所の八百屋さん」がなくなったときから、「食」に関して、もちろん「食」以外でもそうですが、消費者の顔が見えない限り、倫理観など生じることはないのです。
倫理とは顔の見える者と者のあいだに成立するものなのです。
ですから、「三笠フーズ」の倫理観を責め立てるのははなはだ方向違いで、この問題においての焦点は、なぜ事故米を日本は買い取っているかということです。
このことが大きく問題にならなければ、今回の問題は解決の方向に動き出しません。
三笠フーズの問題は、ほかの食の偽装問題よりも大きな構造となっていることが特筆すべきところです。
幸いなことに、これに関してはマスコミも少し取り上げております。
立ち消えにならないことを祈ります。
(1)農薬等が基準値を超えて含まれている(検出された)もの
(2)海上輸送中に海水を被りカビたり、変質したもの
(3)日本で保管中に温度や湿気管理上の問題で変質したもの
の3種類があります。
三笠フーズの場合は(1)ですが、それは輸入されたものです。
そのもとには、ウルグアイラウンドがあるのでしょうが、問題はなぜ、この日本が汚染米を(今回の件で言えばメタミドホス、アフラトキシンを基準値を超えて含んだ米)輸入しなければならなかったか、です。
ウルグアイラウンドのミニマム・アクセスにしたがって日本政府は買い付けをしますが、そのときどのような思惑で事故米を買い付けたか、あるいはどこかの国の意向で買い付けたか、ここに今回の問題の本質があると考えられます。
そして買い付けられた事故米の4分の1は三笠フーズが買い取っていたわけですから、政府(あるいははっきりと役人と書いてしまったほうがよいだろうか)にとってはまことに都合のいい企業として三笠フーズは存在したのでした。
であるからのチェックのお目こぼしがあったわけです。
この場合も最終的にそれを口にする消費者であるだれかなどはまったく関係がなかったわけです。
このこともさらに繰り返しますが、顔の見えない消費者など存在しないのと同じなのです。
「地産地消」「近所の八百屋さん」がなくなったときから、「食」に関して、もちろん「食」以外でもそうですが、消費者の顔が見えない限り、倫理観など生じることはないのです。
倫理とは顔の見える者と者のあいだに成立するものなのです。
ですから、「三笠フーズ」の倫理観を責め立てるのははなはだ方向違いで、この問題においての焦点は、なぜ事故米を日本は買い取っているかということです。
このことが大きく問題にならなければ、今回の問題は解決の方向に動き出しません。
三笠フーズの問題は、ほかの食の偽装問題よりも大きな構造となっていることが特筆すべきところです。
幸いなことに、これに関してはマスコミも少し取り上げております。
立ち消えにならないことを祈ります。
ラベル: 社会
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