2008年10月11日土曜日

実体経済

実体経済というコトバが盛んに使われているが、あれはわれわれ(勝手に一緒にして申し訳ないですが)にとっては実際のものの売り買いなどにより成り立っている経済というくらいの理解でよいのではないでしょうか。
で、この実際のもののなかには「株」や「債権」や「先物」などは入っていないわけで、もっといろいろあるのでしょうが、そういうものたちのやり取りで面白おかしくしていたのがマネーゲームというわけです。

こんな理解でいいと思います。
詳しく知ってもあまりよくはわからない。

このマネーゲームでがばがば稼いでいた人が、最近の株の凋落などであたふたしているのですが、このあたふたが実体経済までも取り込んできだしたというのが問題なわけです。
つまり、資金調達をする上で株や債権は重要でこいつの値崩れで、買えるものも買えなくなるは売れるものも売れなくなるはというわけです。

たとえば、為替などが円高になると輸出産業は儲からなくなるわけで、クルマ屋さんは困るのです。
それに何かわからないけれどおかしいぞという消費者もクルマは買わなくなるし、もともとクルマは高級品のひとつで、ローンなどというものを組むのですが、マネー経済のほうがおかしいのでローンも組ませてくれません。

というわけで、クルマ屋さんが呑みにいっていた飲み屋も苦しくなるし、クルマが少なくなるのだからガソリンも売れません。

他にもいろいろありますが、こんどの株の凋落で実体経済も合わせてひどい状態になっているわけで、どうすべえかと政治家などはどの国でも考えているのですが、早々うまく立ち直れるものでもありません。

こういうときに田舎でせっせと農業をやって細々とでも暮らせる国であればいいのですが、日本はそうはなっていない。
ただ家でじっとして、本でも読んでいるしかないわけです。
そうしているうちに持っている金がなくなればどうすればいいのかというと、これはもう…

一巻の終わりです

まあ、末世ということです。

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