人食いライオンの話
ふとつけたテレビからスワヒリ語が聞こえてきたので、あれまあ、と思ったのでした。
そのテレビではタンザニアのある村々のお話が流れていて、そのあたりの村では人食いライオンが出るのだそうです。
そこでは、もはや人間をエサとしてみるライオンがいるのです。
けれどもよく聞いていると、もともとはそこがライオンの住処でその住処のブッシュを刈り取り村にしたために起こったのがお話のはじまりのようです。
もとをただせば、人を食べるのは追い詰められたライオンの行動で100%ライオンに非があることではないのですが、こちら側から見れば人が殺されるというのは殺した側に全面的な責任があるとしたもので、ライオンが一方的に攻められているのでした。
何度も書かせていただいておりますが、共生とはきれい事ではなく「退却」の要素も大きくあります。
この地球人口によって蝕まれているのは野生動物だけではありません。
人々も人々同士で奪い合いを行っているようでもあります。
もし今現在の状況が異常ならば、それを支える政策を考え出そうとする発想自体に無理があります。
だとしたらわれわれは、
「退却」できるのでしょうか?
富める人は貧しくなれるのでしょうか?
開発した場所を自然に戻すことはできるのでしょうか?
ささやかな楽しみで満足できるのでしょうか?
過度な刺激は求めずにすませられるのでしょうか?
他者と違う個性を商品によって作り出そうとせずにすむのでしょうか?
………
どれもこれも難しそうです。
今のこの状態うを維持していけるかどうかの議論はまだ起こっていません(表立っては)。
けれどもいくつかの現象は現状を持続することの不可能性を暗示しているように思います。
久しぶりのスワヒリ語を聞きながらそんなことを思ってしまいました。
Simba hamli mwanawe
ライオンも自分の子は食わないといいますが、人は人を食い物にしているようです。
そのテレビではタンザニアのある村々のお話が流れていて、そのあたりの村では人食いライオンが出るのだそうです。
そこでは、もはや人間をエサとしてみるライオンがいるのです。
けれどもよく聞いていると、もともとはそこがライオンの住処でその住処のブッシュを刈り取り村にしたために起こったのがお話のはじまりのようです。
もとをただせば、人を食べるのは追い詰められたライオンの行動で100%ライオンに非があることではないのですが、こちら側から見れば人が殺されるというのは殺した側に全面的な責任があるとしたもので、ライオンが一方的に攻められているのでした。
何度も書かせていただいておりますが、共生とはきれい事ではなく「退却」の要素も大きくあります。
この地球人口によって蝕まれているのは野生動物だけではありません。
人々も人々同士で奪い合いを行っているようでもあります。
もし今現在の状況が異常ならば、それを支える政策を考え出そうとする発想自体に無理があります。
だとしたらわれわれは、
「退却」できるのでしょうか?
富める人は貧しくなれるのでしょうか?
開発した場所を自然に戻すことはできるのでしょうか?
ささやかな楽しみで満足できるのでしょうか?
過度な刺激は求めずにすませられるのでしょうか?
他者と違う個性を商品によって作り出そうとせずにすむのでしょうか?
………
どれもこれも難しそうです。
今のこの状態うを維持していけるかどうかの議論はまだ起こっていません(表立っては)。
けれどもいくつかの現象は現状を持続することの不可能性を暗示しているように思います。
久しぶりのスワヒリ語を聞きながらそんなことを思ってしまいました。
Simba hamli mwanawe
ライオンも自分の子は食わないといいますが、人は人を食い物にしているようです。
ラベル: 社会
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