2009年1月7日水曜日

ロシアはやりますね

 [キエフ 7日 ロイター] ウクライナ国営エネルギー会社のナフトガスは7日、ロシアがウクライナ経由の欧州向けガス供給を0544GMT(日本時間午後2時44分)に全面的に停止したと発表した。

 同社は声明で「(現地時間)午前7時44分にSudzhaへのロシアの供給が停止した」ことを明らかにした。

 Sudzhaは、ウクライナの西部国境で最後まで欧州向け供給を行っていた圧縮ステーションを指している。


上記の記事、政治問題も絡んでいるので軽軽なことはいえないが、注目すべき事件だと思っている。

これはロシアが行ったことだが、アメリカが日本に対して穀物輸出をやめると言い出さないとは限らない。
事実、中国や東南アジアでは日本への穀物輸出にいい顔はしないし、規制も始めている。

誰がなにを根拠に信じているのか知らないが、アメリカが友好国だなどというのはどのクチが言わせているのだろうか。

ほんとうは、わたしたちはこの国の中で自分たちだけを頼りに生きていける方策を考えるべきなのだ。
(そのときに、大きなネックになるのが人口であるのは当たり前の話だ。長寿が美徳とはいえ、その質が問われだすのは目に見えている。そこには老人差別という議論も生じるだろう。しかし、昔々の長老たちはただただ長生きしようとはしなかった。今もそうだろう。長生きさせられている老人たちが多くいる。そして、それを振り切ってまで死ぬ意志を彼らに求められはしまい。はてさて…)

しっかり米を作る体制にしてくれよ。
いつまでも海外から穀物が入ってくると思ったら大間違いだ。
これは商社の金儲けのレベルを超えている。
国家の舵取りの問題だ。
もし、この国に意思決定能力があるとすればの話だが。

国民が自立して生きられる国家、そういうイメージを持ってほしい。(グローバル化などという心地のいいコトバに踊っているとえらい目にあうぞ)
今後増え続ける経済難民はどう始末をつけるつもりだろうか。
これは単に派遣労働者という制度の問題ではない。
すでに、この国は揺らぎ始めているのだ。
政治家はこの危機を把握しているのだろうか。
この国はすでにがけっぷちにあり、首相がホテルのバーに行かなくなったからといって好転するような状況ではない。

冒頭のロシアの記事は相当に恐ろしい話であるので、気になる方は追いかけていただきたい。

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