2009年7月4日土曜日

なんやらかんやらと犯罪が…

鬱陶しいこの時期にも、殺人をはじめ、あいも変わらず多くの犯罪が起きています。
と書くよりは、殺人が起きていると書いてもいいほど人が殺されていきます。

この事象は、必ずや犯人の非道さが主題にされますが、同時に犯人のメッセージ性もあるのだということを考えなければならない時期に来ていると思います。

だれでもいいから…
死刑になりたかったから…
殺してでも金がほしかった…

を代表とする理解しがたいメッセージは、犯人の問題もあるけれども、社会がわたしたちを押しつぶしてくることへの反逆でもあります。

犯罪が日常性を切り裂く個人の持つもっとも大きな武器だとすれば、その極限は殺人であります。
人が人を殺すとき、何も考えずには殺しません。
考えていないようで考えているものです。

では、何をか?
その発想は、自分とそれほどに遠いものなのか?

自殺と殺人がとても近くにあることを考えれば、自殺者の数の異常さは殺人事件のこれからの増加を十分に推測させます。

犯人の非道さは置くとして。

いま住んでいるこの社会は、われわれを殺人までに追いやろうとしているのではないかと考えてみてもいいのではないかと思います。
一罰百戒などといっている状態はとっくに過ぎているのではないでしょうか。

犯罪自体を掘り下げることでこの社会から何か見えてくるのではないでしょうか。

問題提起の一端として、自分も含めて、忘れないように、ここに記しておきます。

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