2011年8月3日水曜日

中国の新幹線事故

中国の事故は中国の中での問題として扱うのが本当で、日本では考えられない事故だなどといっているのは、何の足しにもならない感想以下のものとしか言いようがない。

中国のあの事故は中国の中の問題として取り扱うならば、その取り扱い方には大きな興味が生じるだろう。
報道のあり様を見ていけば、そこに中国の現在の姿が見て取れそうなところがあるからだ。

とにかく、中国の鉄道事故を日本では考えられないという感想がいかにものを考えていない人間の発言かくらいは知っておいてほしい。

これは小さな問題からしてそうであって、知り合いの誰かの問題にしたり顔で意見する人間はおおむね自分の問題としてその問題を捉えなおし語っているに過ぎず、結局はもともとの問題とは違うことを語っていることになっている。

身を寄せて当事者の問題を思うことができる人間はみなさんの思っているよりずっと少ない。
というわけだから、親切なアドバイスも思いつきで言われていることのほうが圧倒的に多い。
なかには参考になる意見もあるにはあるが、それはそれ、たまたまというものである。

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