2007年8月14日火曜日

ファン

ファンというのは誰かを贔屓(ひいき)するということだからねえ、
「ひいき」って、気に入った誰かに特別に目をかけて、場合によっては、
何かによって助けてあげたりするわけでしょ。

はっきりいえば、俺のほうが助けてほしいんで、
その意味では、ファンであることができるっていうのは、
かなりぜいたくなことなわけで、
俺なんかいまだに自分に対して未練たらたらで、
他人がどうのこうのや、あいつのファンになってどうのこうのなんて、
まったくそんな余裕はないわけです。

朝から晩まで自分のことばっかで、
そりゃあ、まあ、ときには誰かに出会って、ああ、こいつはいい奴なんだなと思うけど、
たまには飲んだりするけど、
まあ、お互いになって、感じ。

だから、ファンにはならないし、なれない。

しいて言えば自分自身のファンなんだけど、
そんなこと人前でいえるはずもなく……

まあ、誰かのファンになっている奴とは一線画していて、
そういう奴は、おそらく優雅に自分を見捨てて生きているんだろうな、と思う。

強く言えば、ファンでいるっていうのは自分を見捨てることなんだからな。

そんなことより、あんたどうよ。

って、いうのが俺の問いかけなんで、
あんまりファンというあり方は関係ないんだよな。

俺にも俺の付き合ってる奴らにも。

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