スイカ
スイカの季節になった。
梅雨があければ、まさに本格的な季節だ。
わたしはどういったものかスイカが好きで、これを食すときには至福の喜びを感じる。
好き嫌いというものはその程度のもので、あまり根拠はないのだろう。
だからこそ大事にもしていたい。
根拠のあるものは、その根拠が揺るげば遠ざかることもあるだろうが、根拠なく好きなものは離れようがない。
人もそうであって、根拠なく好きというのが一番上等ではないのだろうか。
そういえば…、ふと思い出したが何年か前に台湾を旅したとき、花蓮という町にスイカ専門店があった。
スイカをジュースにしたり、切って売ってくれたりしていた。
その店の名が「西瓜大王」
あの国は派手な名前をつけることがあるが、この「西瓜大王」の看板は見るたびに笑った。
そうして、微笑みながらその店でいくつもの西瓜を食したのだった。
思えば、幸せな時間だった。
ラベル: 日常
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