2009年7月13日月曜日

東京都議選民主圧勝

都議選は期待通りの結果にはなったが、その結果、どれだけこの社会が動くかは難しい。

そうわたしは思っている。

いまや不況の中に日本はいるのだが、この不況の脱出は以前のように再び、大きく、何かを売るということではなく、それぞれの個人の生活の縮小にあると、わたしは考えている。

何かを売るといって、エコカーだ、家電の買い替えだと煽っても知れている。
問題は、われわれの生活の消費規模を縮小し、こじんまりとやっていく意識革命にあると、わたしは考えている。

だから、民主党もまた生活の規模の縮小とそのためにどのような道を通ればいいのかを考えなければ再生への道は厳しい。

農業に人がいつかないのは、農業で儲けようとするからで地産地消の中でこじんまりした生活をしていくような共同体をイメージすれば、可能性がないわけでもない。
もうけようとするからいらぬ負担がかかる。

生産レベルからも消費レベルからも弱小国になってもかまわないから、新たな生活ビジョンとそれに対する多くの国民からの賛同、そしてそのシステムチェンジへの道を示すことが出来れば、明日は開ける。

そのために奢侈品産業の多くはとても困ったことになるが、それが一種の柔らかな革命であって、社会変革までも必要とされるいま、一部の人の困った事情は必要になってくる。

これは、ほぼ夢のような話だから、この道に進まない可能性は大きい。
けれども以前と同じような生産拡大、消費拡大を夢見ているとしたら、道は暗い。

この国ほどの人口が生きていくためには、もっとひそやかな暮らしが必要だと思う。

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