2009年8月17日月曜日

ソフィア


マイケル・クライトンっていう人はずいぶん背の高い人らしい。
206.6cmというから巨人の類だなとそんなことを映画を見ながら思っていた。

「ソフィア」というのはマイケル・クライトン原作・製作の海底でのお話だが、「わけのわからぬもの」に襲われるもので、その何かが最後までぼんやりとしている。

怖いものの要素は、やはりどうあってもこの何かわけのわからないもので、なんだかわかればある程度その恐怖は抑えられる。
ライオンという名前を知ればその恐ろしさも減少するといった話だが、この映画にはそのわけの判らぬものが登場する。

登場するが、「わけのわからぬもの」だからその描き方は難しい。
その難しさのため「わけのわからぬもの」の描写がうまくいったかどうかは、いろいろと批判できるところだが、とにかく随所に怖さが見え隠れするのは「わけのわからぬもの」のせいだ。

サミュエル・L・ジャクソンの表情なんか時に迫りくる恐ろしさがある。

こういう映画を見ても、なるほどひとは「わけのわからぬもの」に怖がり惹かれていくのだということがよくわかる。

そういえば、恋愛も相手の内容が徐々にわかりだすと消えていく部分があるものな。

「わけのわからぬもの」の扱いは作品においても現実においても注意すべき大きなポイントだ、まったく。

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