2009年8月16日日曜日

夏風邪続く

夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり   三橋鷹女

食欲もなく横になってばかりいるが、夏の暑さに眠ることはままならない。
さいわい熱は出ていないようだが、のどがやられてしまってイヤな痰が出てくる。
さっき食べた素麺で小一時間は体力が持ちそうなので、薬と甘くて冷たいデザートでも買って来ようかと思う。

かかりつけの医者の夏休みも今週には終わることだし。

力なくつけるラジオやテレビは相も変らぬことをやっている。

救いは高校野球か。
スポーツは違う世界に連れて行ってくれて助かる。
そのとき、どうか邪魔になるような解説は止めてもらいたい。

しかし、はじめてひいた夏風邪はなかなかわたしを手放してくれない。
こうなると、夏風邪もまんざら悪いものでもなく、邪険にしてはならないと思えてくるから不思議だ。

もっともこんな考えが浮かぶのは、頭が溶け出してきているせいかもしれない。

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