寄席というもの
寄席というものは、ホール落語と違い、その日全体で一つの世界を作る趣向がある。
だから、わたしが、子三治を聞きに行った8月7日にもそれ以外の見所があった。
まずは、膝がわり(トリの前に登場する色物の芸人さん)の奇術、世津子さんが小三治師匠の時間を作るためにあっという間の短時間で自分の芸を終わらせたのが、なんとも寄席風でありがたかった。(写真)
ほかに並べれば、前座の市也くんの頑張り。
喜多八師匠の小三治に似た味。
いつに変わらぬのいる・こいる師匠。
初めて聞いた有名な扇橋の寄席での歌。
紙きり正楽の名人芸。
金原亭伯楽の枯れ具合。
食いつきに登場した三三の成長。
三三はうまくいけば、大きくなるよ。
ピカ一の若手だろう。
とまあ、こんな具合。
寄席の後、わたしはその足で、「かぶと」に向かったのだが、その話はまた今度。
ラベル: 演芸
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