2009年8月5日水曜日

八月一日の飲み会

この飲み会は塩見鮮一郎さんの主催だったが、この方がなかなかに飄々とよい眺めだった。

おそらく胸にわだかまりもあるのだろうが、つまらぬところで立ち止まらずに生きてきた風格を感じた。
わたしもあのようにと一瞬思ったが、なかなかそのようにもいくまいて…と思い直してひたすら酒を飲んだ。
飲んだ結果は、地獄絵図で精神がぼろぼろになる。

いつのころからだろうか、酔いがさめると、このように気持ちが砂糖細工のようにいともたやすく砕け散るようになったのは。
今回は、それを抑えるためにさらに深酒をしたので、いまだになにやらわからぬ焦燥感を引きずっている。

その結果、酒は恐ろしいとまで思うのだが、二週間もすればまた飲みたくもなる。

何とかして、酒なしの生活にたどり着かないときりがない。

山崎方代や尾崎放哉、山頭火はそういうところはなかったのだろうか。
畢竟、人間の弱さというところにたどり着くのか。

西洋医学の見解に頼るのもいやだしな。

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