2009年7月29日水曜日

川村カオリさんもか

川村カオリ(本名:川村かおり)が、左乳がんの再発の為治療しておりましたが、
本日平成21年7月28日午前11時01分、都内病院にて永眠致しました。
ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申しあげます。
享年38歳。

ブログにはこうある。
先ごろこのブログでお知らせしていた若い母親と同じような逝き方だった。
たった一週間違いの。

人の死はいつも個人的な関係の上に悲しみを撒き散らす。
個人的な関係を結んでいなければ、だれでもいいからと殺したりもする。

人は生きていていいのだろうかとわたしはときに思うが、こういう個人的な死に出会うときに口は閉ざされてしまう。
個人的な死はいつでも理不尽だ。

だけれども、もしもその死が個人的な死ではなければ、だれもが特別の人として振り返らなければ、別の話になる。

人は関係性の上をすべるように生きていく。
関係性の上で特殊な好みを持ち始める。

それが第三者をいれずに個人と何かの関係においてのみで成立するならば、それは特殊ですばらしいことだ。
職人はそんなところにでんと座っているのだろう。

川村さんも一種の職人であったのだが、あまりに多くの人に愛されすぎたことが彼女の死に大きな波を打ち寄せさせることとなった。

この頃、やけにひとの死に目がいって困ってしまうよ。

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