ついこの間逝った人
ハレー彗星とともに来て、ハレー彗星とともに去った人としてもマーク・トウェインは有名だが、ふと思えば先ごろ逝った若いお母さんは、皆既日食の現象の日に来て皆既日食の日に去っていったようなものだったと気づいた。
月は人にもろもろの影響を与えるといわれており、満月の日に事件が多いことや朝方に子供が産まれることは潮の満ち引きに関連付けられて語られることもある。
太陽についてはその手の話をあまり知らないが、一時的にしろ太陽が月に隠されてしまうときに何かが起こってしまってもおかしくはあるまい。
その逝ってしまった若いお母さんは、多くの人が語るように確かに太陽の感じがするお母さんであった。
わたしは残念ながら満足な出会いが出来なかったが、多くの人に多くの喜びを与えた人なのだろう。
通夜にも告別式にも出席はしないわたしは思い出すことしかすることは出来ない。
彼女を思うとき、ああ、あれは皆既日食の日だったとこの頃ようやく腑に落ちた。
ラベル: 日常
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム