2009年7月17日金曜日

センチメンタル・アドベンチャー


映画を見る目を養うためにわたしが見ているとすればクリント・イーストウッドの作品群だ。
(実際のわたしはそのように教養主義ではないので、こう書くのはじつは照れくさい)

そのような思いが若干あるためだろか、今度、出合ったのは「センチメンタル・アドベンチャー」(1982)というイーストウッド作品だ。
息子のカイル・イーストウッド と共演している飲んだくれのカントリー歌手のお話だ。

この話が、どこか「グラン・トリノ」に似ている。
細かい論評はおもしろくもないので避けるが、一人の人間を追いかけていると小説でも音楽でも絵画でも同じなのだろうが、妙な発見をするときがある。

それを隠れていた一貫性の発見などと名づけるのは芸がなかろう。

とにかく、あるときイーストウッドに出合う瞬間が訪れる。
それを醍醐味というならば、イーストウッドを見る醍醐味に違いないのだが。

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