2009年7月26日日曜日

違う世界

精神が落ち込んでいくと、この現実とは違う世界に行きたく思う。
それは、テレビやラジオや読書によって飛び込んでくる情報についても同じだ。
なるべく現実世界とは関係ない情報を好むようになる。
(この場合の現実世界は、多くの人がそこで生きていると信じている世界のことだ。)

というわけで、いまのわたしが気楽に取り入れることの出来る情報は、スポーツや将棋や大きく現実から連れ出してくれるフィクションだ。
ゲームの世界に入り込むことを知っていれば、入り込んでいたかもしれない。

バーチャル、バーチャルといいにつけ悪しきにつけ、評されるが、わたしたちの見ている世界も大なり小なりバーチャルではないのか。
だって、現実をそのまま取り入れているわけではないのだから。

違う世界で遊ぶことは大切なことだ。
そのことが、生きている確かさを教えてくれたりもする。

現実世界は、そのようなものではない。
おとなしくみなさんと同じようにしていなくてはならない世界だからだ。
そのため排除されることもある。
そして、この排除は現実世界に住む場所がないことを意味したりもする。

けれども自分なりの仮想世界を持てば、ひとはそこで生きていける。
出来れば、その世界に仲間がいればもっと素敵だろう。

現実世界が唯一無二のものではない。
違う世界もまた現実世界以上に大切なものだ。

そういった意味で違う世界をしっかりと持っていることをだれかれなしに願ったりもする。

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