フランス映画
フランス映画といっても「エンパイアオブザウルフ」というこの映画はアクションものだから、めったやたらにフランスの色が出ているわけではない。
ジャン・レノの主演作だが、ジョスラン・キヴランの主演といってみてもいいだろう。
この女優の使い方が、ハリウッド映画の枠を壊し、フランス映画たらんとしている。
トルコ移民の絡んだ話だ。
およそお話というのは型があって、それに当てはめて作るというのが常道なのだが、ハリウッドのパターンはやりすぎで、いささか食傷している。
そういう時はヨーロッパ映画や、アフリカ映画、インド映画、アジア映画に逃げ込むに限る。
そこにはまた別の箱が存在する。
箱をうまく使うのはお話作りの基本だが、その箱から逃げようとするのもお話作りの宿命のようなものだ。
この映画、楽しめる映画だと思う。
ラベル: 映画
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