2010年5月19日水曜日

隣に座った女

通勤の京王線には明大前で乗った。

わたしの後から乗ってきた女がわたしの隣の空席に体を預けた。
その隣に座った女はミニスカートをはいた若い女だったが、どのような顔をしているかはしかと見えなかった。
女の身体をしたガタイのいいお姉ちゃんだった。
その女は、わたしの隣に座ると、すぐに化粧を始めた。
ビューラーで睫毛をいじくりだしいたが、その後は追いかけては見なかった。

わたしはわたしで、気になる昔の「アエラ」を読んでいた。

で、なんだねえ、気にならないといえば気にならないもんだねえ、隣で化粧されても…。
いつもと同じ感じてなもんでしょうか。

あの電車の中の化粧って評判悪いけど、わたしはまあなと思っている。
まあなとは、それほど腹は立たないということです。

だって、彼女たちにとって周りはみんな風景なんだよ。
風景が腹を立ててもねえ。
カッコつかないわな。

で、新宿で降りたとき、その女の子をよく見たのだが、顔の目のあたりはそれなりに化粧で綺麗になっていたが、全体を見ればそうでもない。
そうでもないというのは、化粧してもしなくてもどうだっていいような容姿だったということだ。

醜い女はいつも哀しい。
哀しいなら醜さから脱却する技を考えればいい。
別に化粧に頼らなくても綺麗になる秘技はある。
みんなそれを見つけて綺麗になってよね、そのほうがずっと電車に乗っていて楽しいから。

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