2010年5月22日土曜日

武士道シックステーン

誉田哲也のこの本、「武士道シックスティーン」は名作である。
抜けて名作である。

これを読んで、どこが名作かわからなければ、それはあなたが悪い。

この本には愛のことがいっぱい書いてある。
その愛は男女のものではない。
もともと男女関係の愛など最も疑わしいからな。
で、この本には男女の愛はあまり書かれてはいない。
けど、よくよく読むとさらりと男女の愛の本質も捉えられている。

なにしろ、この誉田哲也という人は離れてうまいのだ。
色々と書き込んである。
この人は追いかけていい作家だと思うよ。

とにかく、この本は読んだほうがいい。
(おじさんは、そう思う。)

この本から学び、それから、新しい愛に突進してしまえ。
そのお前の貧弱な頭とやや豊満な肉体が、かならず愛への扉を開けてくれる。

いつまでも愛を知らないと言っていてはいけない。
自分の手でその扉をこじ開けてみればいい。

「武士道シックスティーン」の磯山や西荻はまったくもって、愛すべき少女たちだ。
けれども、お前も引けを取らない。
いまは、道草しているけれど、もうすぐ思いきり愛せるようになる。
愛なんていくらでも知ることが出来る、心配するな。

まあ、このようにおじさんが、まだ見ぬ少女にエールを送りたくなるほどこの本はすごい。

キミもこの本に感動するといいな。

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